ちゃんと有言実行しました.寺コンも一応作り終えました.とはいってももともと作っていたパーツが結構あるので,ハコに詰めるだけだった感じですが.当時・今回作業分のいろいろ知見をまとめておきます.
おうちマニア(仮)工事完了です… pic.twitter.com/PG1G5AcuCN
— shiso🍅 (@frogshiso) January 15, 2022
事前準備というか以前に済ませておいた工程
今回の手法はいわゆる5鍵コンの拡張スタイルです.この手法を取るメリットとしては
- 基盤をそのまま拡張していけば良い
- 皿の機構を再利用できる
ことかと思います.特に皿の入力は単に上下キーをやっているだけとはいえ,回転機構を落とし込むのが自作時の壁となると思います.それをそのまま再利用できることが1番のメリットとなるかと思います.自作する場合はロータリーエンコーダとかをうまいこと使うことになるんかなーと個人的に思っていますが,現時点ggった感じだとこれだ!という答えを見つけられていません(いい感じの知見&基盤&3Dプリンタ用モデル作れた需要あるよなと5年前から思ってる).
逆にデメリットとしては
- 5鍵の基盤チップに直ハンダが必要(後の参考ブログで紹介)
- 皿部分を切り出す必要がある
ことでしょうか.数mmレベルのチップの足2本に対してハンダする技量とノコギリかなんかの削り出す機器さえあれば乗り越えられる要素かと思います.
参考にしたブログはこちらです.
これのチップをつけるところ及び皿切り出しを参考にしました(アスキーのやつと公式のやつでチップ構成が違った気がするので,そこは各自調べておいた方が良いと思います).チップにハンダするときはちゃんとフラックスを塗っておきましょう(超大事).
他材料および加工したものとしては
- サンワボタン
- 白鍵盤 4つ
- 黒鍵盤 3つ
- オプション用ボタン(正方形のやつ) 2つ
- アクリル板
- 鍵盤取り付け用に配置位置をレーザカットしておく
- ケーブル
- 4つ用のコネクタに2つ端子をつけて取り付けておく
あたりだったと思います.当時はそこまで自作ブログがなかったので,実物に近い図面が落ちてなかったのですが,最近は簡単にhitしますね.皿のサイズおよび鍵盤からの距離を悩んでいたのですが,ハコに収まらないので皿直径は175mmで妥協しました.
紹介からの紹介みたいな感じで恐縮ですが,図面はこちらで再確認しました.
今回の作業
いい感じの箱としてカツオお取り寄せのスチロール箱をベースにしました.
ちなみに美味しすぎてスーパーのカツオはもう買えませんね....臭みがなくて生姜なし&塩だけでどんどんたべられるレベルです(脱線).
これに鍵盤取り付け用アクリルを置いたのがこんな感じ.ネジ止め?しらない子ですね...
良さそうな横サイズですね.
受け皿基盤と皿を拡張したのがこんな感じ.今回は手を抜いていますが,はざいやあたりで円形アクリルを買った方が多分良い.
また皿がガタガタしてしまうので高さ調整もした方が良いかと.はざいやで加工もできるけどここを安く抑える方法を思いついておらず.鍵盤用アクリルもそうですが,大学でレーザカッターをガンガン使えたのが強すぎた.皿パーツも3Dプリンタで刷っておけばよかったなとつくづく.
配置したのがこんな感じ.配線図は先に紹介したブログなどで見てもらうと良いかと.
こうしてできあがったのがこう
スチロール箱をつかった感想としては
- カッターでサクサク切れる
- 微調整も楽
- 切った際にゴミが飛ぶ
DJMAXコン同様ちゃんと作るときに乗り換えしやすい感じですね.
INFINITASをちょっとやってみた感じ
ELECOMのコンバータ遅延なのか,サンワボタンのネジを切ってないからかわからないですがちょっとヌケがあるかも...?という感じでした.2つ目の記事のように直でUSB入力できるようにした方が良いのかも.前回紹介のHitBox基盤を使う方法もあると思いますが,やはり皿機構をどうするかが課題になりそう.
まとめ
寺コンも作ろうと思えば作れますが,実機とほぼ同じ操作感にしようとするとめちゃくちゃ大変だと思います.80k払って公式コントローラを買う方がいい気がします.当時のコントローラ(DAOじゃないやつ)も中古で30kだった気がするので,このコントローラの製作費(当時)は20kくらいはまぁ妥当かなと思います.Fabに楽しさを見出せる人向けかと.ともかく皿ギミックが辛すぎるので,正解探し&いろいろ調整してみたいなぁと思います.ロータリーエンコーダを使うが一番いいと思うんだけどなぁ.