指示をするとき,お前と俺で見えているものは違うぞという覚え書き
今日の晩,家での出来事から改めて気を付けようと思ったこと.
指示をするなら相手に事前の知識はない前提で伝えようなということ.
夕食の付け合わせにジャガイモを蒸かすため,玄関から持ってくるように頼まれた.
指示の内容はこうだ.
「玄関のハコにイモがあるから持ってきて」
ここで問題.
ハコがぱっと見える位置に出ているわけではない.
上り框のカラーボックスから見えるハコはどうやら違う.
ここで僕は聞き返す.
「どこにしまわれてるの?」
親返答
「だから玄関だって」
いやいや見てわからないから聞いてるんだがなと.
こんなやりとりを2回くらい繰り返したあとに,玄関降りたところのカラーボックス(目隠しあり)の段に置いてあるとの返答が得られた.
ともかくこんな感じのやり取りはどこでも珍しくないだろし,そのへんやキャンパスでも見かけたりする.
ここでポイントとなるのが,親は自分でイモを置いたからこそ,そのハコを知っているわけで,僕はそれを知らないということだ.
もしなんとなくいつもの置き場があって,そこかなという見当があったとしても,毎回そこにあるとは限らないし,今置いてる場所を的確に指示してもらったほうが手間もない.
ともかく自分にとっての当たり前で指示をすると,指示を出したほうも再三聞かれて面倒だし,受けたほうは理不尽に怒られるハメになる.
相手の視点に立って,それも何も知らないぞという状態でも伝わる説明をするのは当たり前のようで出来ないことなんだなぁと久しぶりに感じた.
探し物やプログラミングのアドバイス,これらを横から聞いていたりすると結構乱暴だなーと思ったことも少なくないので覚え書きとする.